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理屈よりも体の感覚が好き。直感が大事。


by hiroQ111
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ギリギリの線

自分でも馬鹿げているとは思うが、
お湯に浸かっていて、突然息をしていない自分に気付いた。

(あれ?私、息していない。でも、苦しくないなあ。なんでやろ?)
せっかくだから、どれくらい長く息を止めていられるか、実験しようと思いつき
しばらく息を止めていた。

お風呂に入っているのだから
体は温まっている。当然、血行は良いはずだ。
体は酸素をたくさん消費する状況にあると言える。

だが、
(まだ、平気やなあ。いつまで止めておけるんやろう?)

お風呂に時計は置いていないので、時間は読めない。
だが、何十年と生きている経験である程度は読める。と思っている。

(そろそろ、息しないと、ちょっとヤバくないかなあ。でも、別に苦しくないしなあ。
なんか、神経がマヒしてるんちゃうやろか。最近、体調悪かったしなあ。)

結局、苦しくはないけれど、脳細胞などへの悪影響を考え、息を吸いこんだ。

これが、昔の記憶を呼び覚ます。小学生の時の記憶。
プールの時間、クラス全員で「もぐりっこ」して、私はダントツ1位だった。
あの時も、結局はみんなが頭上でわいわいがやがや言い始めたので、
心配かけたら悪いなあと思って、自主的にストップしただけだ。

息を止める、水に潜るという行為は、ある意味で死と隣りあっている。
潜在的に「恐い」と感じるから、肉体よりも先に精神が降参してしまう。

「ランナーズハイ」も、医者に言わせれば、
脳が苦痛を回避するために緊急措置をとっているだけで
本当の肉体的快感ではないそうだ。

ただ、ギリギリの一線を超えるためには、
肉体がヤバイという恐怖心をひらリと超えていなくちゃいけない。
決して根性論では超えることができない。
ひらりと何事もないような超え方をする。

ギリギリの一線を超えた者にしか、この快感は経験できないところが残念であるが
その前に止められるひとは、それだけ肉体の生きようとするチカラが強いってことなので
それはそれで素晴らしいエネルギーに恵まれたと思えばいいと思う。

私の肉体は、ひとよりも少しポンコツに出来ているのだろうか。
「もう限界ですよ!そろそろ息をしてください」という肉体からのサインが、
ひとより少し遅れて到着するのかもしれない。

まっ、どうでもいいことだけど。
by hiroQ111 | 2004-12-20 00:55 | 今日の発見