理屈よりも体の感覚が好き。直感が大事。


by hiroQ111
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潮の流れが変わるとき。

潮の流れが変わるとき、海はしばらく沈黙する。
「潮時」という言葉があるように、人生にも流れが変わる時期がある。

鳴かず飛ばずだったひとが、あるとき急に脚光を浴びる。
世の中にはよくある話。

だが、生まれたときから順風満帆、エスカレーター式に
賞賛を浴びる大スターになっちゃいました、なんて例は
ついぞ聞いたことがない。

高く飛んだ分だけ、冬の時代を経験している。

年末に京都の知人から頂いたゴボウは、直径5cm以上あった。
新種ではない。普通のゴボウを土のなかに放置しておくと
背丈を伸ばさず、横に太るのだそうだ。
中の硬いところをくりぬき、肉を詰めて煮物にする。

最近、通販業界で大ヒットした「人参ジュース」は
フルーツのように甘く、子供にも好評なんだとか。
人参を雪の下に埋め、ひと冬寝かせることで糖分が増すことを
昔の知恵あるひとは知っていたのだ。

いずれも寝ている時間が重要なのだ。

冬の時代。
地球の一番深い穴の中へ自分だけが突き落とされるような、
すべてが予測に反した方向へ走り去っていき
不安と絶望に心がとりつかれてしまう、そんな時期。

光の射す方へ登ろうともがいても、ずるずる滑り落ちてしまう。

そんなときは静かにしていることだ。
沈黙に身をまかせ、心穏やかに過ごす。
引いた潮はいずれ戻ってくる。
そして、以前よりも高く満ち始める。
ただ、その繰り返しに過ぎないのに、
自分じゃ気づかないんだなあ。

春がくれば、ず~っと春のままでいられるんじゃないかと甘い期待も抱くし、
冬がくれば、一生冬のままなんじゃないかと疑いたくもなる。

知人のひとりに、いま冬の時代を迎えているひとがいる。
予測に反したことが起きるから、軌道を戻そうとしてもがく。
もがくから、余計に苦しい。
でも、もがくってことがないと、新しい出口は見つからないものだ。

もがきながら、人間は鍛えられたり、磨かれたりするらしい。
何度ももがくことを経験すると、
「あっ、いま階段を登る手前にいるんだなあ」とわかるようになる。

いまもがいているTさん、
もうすぐ階段の上にいる自分と出会えますよ。
もうしばらくの辛抱ですね。

だって、夜明け前が一番暗いんですから。
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by hiroQ111 | 2005-01-16 01:14 | 吠える